岡崎観光夏まつり内の五万石おどり、みこし、よさこいの今年度休止を受けて、地元総代や商店街などで組織する実行委員会は、8月3日に「Okazakiみんなの夏祭り」と題した市民主導型のイベントを開催する。行政主導で行われてきたこれまでの伝統を守りながら、市民や来場者がより積極的に参加でき、楽しめる形態を目指す。(竹内雅紀)
夏祭りのコンセプトは「みんなでつくる、みんなが楽しむ、みんながつながる」。籠田公園と、「康生北」交差点―「伝馬」交差点間の約620メートルの路上で実施。午後3時〜9時30分。昨年までは「康生北」から「伝馬通5丁目」交差点までだったため、今年の“歩行者天国”は約400メートル短縮される。
五万石おどりは「五万石1000人おどり」と名称変更して継続、五万石みこしは「ホコ天パレード」の中に組み込まれる。パレードはみこしを担がなくても参加できる。
そのほか、長持ち練り込みやよさこいなども継続。新たにオープニングの打ち水と約50店舗によるナイトバザール(夜の市場)が加わる。また、当日は会場内3カ所で蛍光ブレスレットを300円で販売。祭りを応援したいと思う人が手に付けることで全体の一体感が生まれる。
一方で、能見神明宮の山車は不参加。また、通りに掛けられる提灯(ちょうちん)もなくなるなど、資金不足の影響も随所にみられる。実行委員会では企業協賛(1口5,000円、個人でも可)を募っている。
5月9日現在、昨年まつりに参加した65団体のうち、24団体が参加を表明。実行委では、検討中の15団体へのアプローチに加えて、新規団体も募集する。参加費は1団体1万円。
白井宏幸実行委員長は「参加者や見ている人が笑顔になって一緒に喜べるような祭りにしたい」と意気込みを語っている。
夏祭りについての問い合わせは、実行委員会事務局(25―0080)へ。