東海愛知新聞バックナンバー

 2月14日【火】

就職戦線 勝ち抜こう

岡崎 学生対象にセミナー
求められる“人財”とは?

岡崎商工会議所で13日、来年春卒業予定の大学生を対象にした就職活動セミナー「就活キラリ塾」が開かれた。参加した大学3年生の男女15人は、始まったばかりの就職戦線を勝ち抜こうと講師の話に熱心に耳を傾けていた。(竹内雅紀)

キラリ塾は岡崎エリアでの就職希望者に、働くことの喜びややりがい、企業が求める人材を理解してもらい、自分たちの強みやアピール方法を身につけて「キラリと光る人物」になってもらおうと企画された。岡崎商議所、岡崎大学懇話会、岡崎市雇用対策協議会の主催で、事前申し込み制の全2回セミナー。

企業の社員研修や就職ガイダンスを手掛ける講師の菅沼義一さんは「皆さんが確信を持って就職活動できるヒントを提供したい」とあいさつ。リーマン・ショック以降の求人倍率の低下を解説し「中小企業を滑り止めと考えるのは危険。しっかりと焦点を絞った活動を」と強調した。

地元企業や中小企業の利点として、個人裁量が増え、多様な役割が求められることで、問題意識やその解決のための発想力が強化されやすいと指摘。面接時には「自分勝手な思い込みの自己PRは良くない。真実の自分を前面に」とアドバイスした。

社会が求める人物像については、人柄や就労意欲、コミュニケーション能力を挙げ「現場で対処する力が求められる。企業は、問題を解決する“人財”を望んでいる」と述べた。次回は27日に同商議所で行われる。


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