岡崎市は、中心市街地の康生地区や名鉄東岡崎駅周辺の駐車場を案内する「駐車場案内システム案内板」の運用を、9月1日から休止することを決めた。平成6年の設置から16年が経過して老朽化が目立ち、駐車場の利用者が減少傾向にある現状に対して、案内板の年間の維持管理費が1,000万円以上に上る。
案内板は、国道1号や同248号の主要幹線道路沿いに21カ所設置されている。民間経営の7カ所を含め、同地区や同駅周辺にある駐車場11カ所の満空や混雑状況を、車のドライバーに知らせている。
しかし、案内板設置以降で、駐車場11カ所の利用が最も伸びた同7年度は、約188万台の駐車があったのに対して、平成21年度は約114万台と、ピークに比べ約4割減。故障した案内板の部品交換でも、年数が経過するほど部品の取り寄せなどに遅れが目立ち始めたため、休止に踏み切った。
休止後は道路を管理する国、県、市で協議し、公共施設の案内板など、撤去も視野に入れて有効な活用方法を模索していく。