幸田町荻にある不動滝が整備されてから100周年を迎え、18日に近くの不動ヶ池親水公園で記念式典が開かれる。また、今年3月にオープンした同公園の完成も同時に祝う。(竹内雅紀)
不動滝は、明治43(1910)年7月に地元住民らの手によって、それまでの小規模な滝から大規模な滝へと変貌を遂げた。この時に不動明王を祭ったことから、不動滝と呼ばれている。滝の落差は8.3メートル。
不動ヶ池親水公園は滝から約300メートル西に離れた不動ヶ池のほとりに位置し、愛知県の水環境整備事業として平成16年度から工事が進められていた。
同公園には親水デッキや、せせらぎ水路、展望階段、遊歩道、トイレなどがある。総事業費は5億4,350万円。オープン時に完成式は行っておらず、滝の100周年と合同で式典を行う。式典は午前10時から。近藤徳光町長らが出席し、三ヶ根太鼓のアトラクションなどがある。
また、滝では午前9時から恒例の夏祭りを実施。囲碁や将棋、俳句、写生大会などのほか、人気の流しそうめんもある。