東海愛知新聞バックナンバー

 4月19日【金】
葵武将隊

家康館前で出陣式

岡崎30日 新メンバー3人お披露目

岡崎市の観光武将隊、グレート家康公「葵」武将隊が30日午前11時から岡崎公園内の三河武士のやかた家康館前で新生武将隊としての出陣式を行う。3月末にオーディションで選ばれた新メンバー3人のお披露目も兼ねている。本番を前にして、武将隊8人は熱の込もった稽古をしている。(竹内雅紀)

当日は2部構成。第1部では出陣セレモニーと新曲(新演武)を披露、第2部で既存の演武と寸劇「葵劇場」などを繰り広げる。1日から正式にメンバーになった酒井忠次役の寺尾大成さん(20)、本多忠勝役の石上亮さん(35)、榊原康政役の青山博信さん(30)の3人は“先輩”武将たちから指導を受けながら日々鍛錬を積んでいる。

18日は公園内の二の丸能楽堂で報道陣向けの公開練習が行われた。口上や葵劇場を中心に約1時間。4月からプロデューサーも兼ねる徳川家康役の小澤寛さん(63)が新メンバーに向かって「台詞(せりふ)はもっとゆっくり」「自信を持って言葉をはっきりと」などとアドバイスしていた。

小澤さんは「3人には葵武将隊独特の剣術や旗振りなど、まだまだ覚えてもらうことはたくさんある。時間はないが稽古に尽きる。当日はチームワークを生かした演武を見せたい」と葵武将隊の“第二章”に向けて意気込む。メンバー最年少の寺尾さんは「ダンスが激しくて覚えるのが大変だが、先輩たちが分かりやすく教えてくれる。皆さんに良かったと思われるようなパフォーマンスを披露したい」と話す。

雨天時は能楽堂。新グッズや軽食の販売がある。また、これまで渡辺守綱役として活動していた八ケ代大輔さん(29)は、30日から水野勝成役を務める。問い合わせは、武将隊実行委員会事務局(23―6471)へ。