子どもたちの勇姿を形に
『ジュニアアスリート岡崎』が復刊
岡崎市と幸田町で活躍する小中学生などを取り上げる隔月発行のフリーペーパー『ジュニアアスリート岡崎』がこのほど、約1年ぶりに復刊した。ページのレイアウトや内容を大幅に変更し、より魅力的な紙面に生まれ変わった同誌。岡崎編集局の内藤正代表(42)は「子どもたちが頑張っている姿を伝えたい」と熱を込める。(犬塚誠)
「日本唯一の小・中学校とその親を対象としたスポーツ誌」をうたい、同市のほか、静岡市や福島県郡山市などでフランチャイズ形式により発行されている『ジュニアアスリート』。岡崎では1年ほど前まで発行されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による取材先の減少などで一時休刊に。その後、内藤代表を中心に同局を新たに組織し、7月に復刊した。
紙面では、岡崎・幸田の小中学校の部活動やクラブチームなどで活躍する子どもたちを紹介。1人の子どもに焦点を当てた特集「夢追人」や、スポーツチームの紹介や主将などの心意気を紹介する「武勇伝」、岡崎・幸田で行われた試合結果などを掲載している。全ページカラー印刷で、大きな写真を使用した見応えのある1冊となっている。また、題名は「ジュニアアスリート」としているが、合唱部やパソコン部といった文科系の団体にも取材。地域の子どもたちの活躍を幅広く伝えている。
デザイン事務所「GARAGE CRAFT」(岡崎市井田新町)の代表も務める内藤代表は、休刊前に同誌のレイアウトや編集デザインを担当。休刊後に同誌の印刷を請け負っていた会社から事業の引き継ぎ依頼があったことなどをきっかけに復刊を決意した。現在は、20代の専属の女性記者1人と外部ライター3人を含めた5人で編集に取り組んでいる。
内藤代表は「後世に残るものなので、さまざまな要望に応えながら『読んで楽しい』紙面づくりを心掛けていきたい」と笑顔を見せる。
奇数月の第1または第2金曜に5000部発行。A4判、24ページ。岡崎・幸田両市町の体育施設のほかコンビニ店などで配布している。
問い合わせは、ジュニアアスリート岡崎(okazaki@jr-athlete.jp)へ。