市内4病院も会場に
岡崎市 新型コロナウイルスワクチン接種
岡崎市は13日、新型コロナウイルスワクチン接種推進のため、きょう14日から市内4病院を接種会場に追加すると発表した。入院対応可能な高度医療を提供している病院の協力を得て、安全で安心なワクチン接種の環境を整える。(竹内雅紀)
追加されるのは、宇野病院(中岡崎町)、岡崎南病院(羽根東町)、冨田病院(本宿町)、三嶋内科病院(六供町)の4カ所。接種券が手元にあるが、未接種の同市または幸田町に住民票がある人が対象になる(岡崎市医師会の範囲が同市と幸田町のため)。かかりつけ医が4病院でなくても申し込むことができるのが特徴で、使用するワクチンの種類は米ファイザー社製。病院によって、接種日や受け入れ人数が異なるため確認が必要となる。予約はきょう14日に開始する。
市内では現在、市が主催する集団接種会場が6カ所(総合学習センター、図書館交流プラザ=りぶら、岡崎中央総合公園第1錬成道場・体育館、三菱自動車工業岡崎製作所、イオンモール岡崎、愛知県西三河総合庁舎)と、県が主催する大規模集団接種会場2カ所(愛知医科大学メディカルセンター、藤田医科大学岡崎医療センター)で接種できる。
9月下旬には12〜15歳を対象にした接種券も配布される。医療機関関係者は「幼い子どもたちの親が未接種の場合もある。早めの接種をお願いしたい」などと呼び掛けている。
市によると、9月8日現在の接種率は1回目が60.1%、2回目が44.9%。
また、同市はワクチンの予約キャンセルによる廃棄の解消策「ロスゼロ岡崎プロジェクト」に参加する市内の企業や団体、学校などを15日から募集する。
同市ではこれまで、予約キャンセルがあった場合にエッセンシャルワーカー(社会生活に必要な労働者。医療、介護、保育の従事者など)に接種を進めてきたが、今回は枠を広げる。
市内の企業・団体に通勤している職員とその家族、市内の学校に通学している学生が対象となる(要接種券)。
- 協力依頼(電話)から1時間以内に公共施設型接種会場に到着
- あらかじめ対象者をリスト化し、市に提出
- 対象者が事前に岡崎市の予約システムに利用者情報などを登録
- 担当者を決め、公共施設型接種日に電話対応ができる
―が条件。ただし、会場に出向いた後に、キャンセルなどの変動があり、当日接種ができない場合もある。応募は市ホームページから申込書をダウンロードし、30日までにメール(ivaccine@city.okazaki.lg.jp)で。
問い合わせは、市新型コロナワクチンコールセンター(0570―049―900)へ。