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東海愛知新聞

特殊詐欺多発 自動録音機能付き電話を推奨

岡崎署は多発する特殊詐欺被害を危険視し、自動録音機能付き固定電話機の設置を推奨している。10日には、岡崎市上六名町の商業施設コムタウン内の家電量販店「エディオン岡崎本店」で犯罪防止を呼び掛けた。 ()

この日は、岡崎市幸田町の「特殊詐欺対策装置購入費補助制度」の対象となる固定電話機に「特殊サギ撃退電話 補助金制度対象機種」と書かれたシールを貼り付けたほか、補助金を受けるための条件を記載したポップを同店の固定電話機の販売コーナーに設置。署員らが買い物客に「詐欺被害が多発しています。自動録音機能付き固定電話機で対策してください」と呼び掛けた。

補助金対象の電話機は着信音が鳴る前に自動で通話を録音するという内容を発信者に伝え、操作をせずに録音する機能が内蔵されているもの。

申請対象者は岡崎市が市内在住の高齢者(65歳以上)で

  1. 1人暮らし
  2. 高齢者のみで構成する世帯
  3. 日中に高齢者のみの時間が6時間以上となる日が週に3日以上ある世帯

幸田町が町内在住の申請年度末に65歳以上となる高齢者で税金の未納がないことが条件。

過去最多更新ペース

9日現在で同署が認知している管内(岡崎市、幸田町)の特殊詐欺被害件数は33件。被害総額が約6000万円となっており、昨年1年間の認知件数23件を大幅に超え、被害額も約200万円増えている。さらに、署によると「2014(平成26)年の統計開始から最多の36件を更新するペース」と警鐘を鳴らしている。

手口は、息子や警察官、大手百貨店員などを名乗り、キャッシュカードをだまし取る詐欺盗やオレオレ詐欺など多岐にわたる。そのため、同署員は「各手口の対策を伝えるのでは被害の防止に間に合わない。機械的に防ぐ必要がある」と険しい表情を見せている。また、被害が増加している背景に「新型コロナウイルス感染拡大の影響により高齢者の在宅時間が増加したことが考えられる」としている。

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