試食などを通して“食育”を啓発する岡崎市主催の「食育メッセ」が8日、中央総合公園武道館で始まり、大勢の家族らでにぎわった。
収穫した農産物などを地元で消費する「地産地消」を重視する関係団体や市内の企業28団体がブースを出展。スーパーによる地元産の野菜を使った鍋の試食や大学、短大、高校生が献立を考案した弁当の販売もあり、会場中央の休憩エリアは、料理に舌鼓を打つ来場者で埋まった。
会場内のイベントエリアでは、子ども野菜料理コンテストが開かれ、子どもたちが自慢の腕で審査員らをうならせた。体験イベントのそば打ちや箸(はし)づくりも人気を集めた。
一方、隣接する体育館で同時に始まった「食と命の農畜産フェスタ」には、22団体が出展。名古屋コーチンの試食などに長蛇(だ)の列ができ、出展者が農畜産の安全性やおいしさを呼びかけた。
食育メッセはきょう9日午後4時まで。開場では午後0時30分から“フードスタイリスト”こと板井典夫さんによるトークショーや、中華料理体験などがある。