岡崎市内の障害福祉施設による授産製品販売の特設スペース「ふれあいショップ」が4日、同市役所東庁舎1階の障害福祉課前に店開きした。この日までに7法人8事業所が販売を希望し、閉庁日と月曜日を除き、各施設が日替わりで午前11時30分から午後2時まで営業する。
各施設はこれまで、作った商品を学校やイベントなどで販売しており、固定した販売場所は少なかった。庁舎内は目的外使用を禁止する制約があるが、市の事業として請け負うことで解消。安定して商品を販売できる場所を確保した。
開所式で柴田紘一市長は「一生懸命作っていただいた物を販売してもらえる喜びを感じている。パンなどが並び、職員も利用してほしい」とあいさつ。
市障害者福祉団体連合会の加賀時男会長は「研究、勉強して作った商品を自信を持って販売し、一生懸命作っていることをアピールしたい。自立の勉強にもなる」と喜びを語った。
この日は、7法人7事業所がパンや五目ごはん、シフォンケーキ、豆腐などを販売。昼食時間を前に次々と商品が売れていった。ホームワーク板屋の利用者、津田良美さん(22)は「たくさんの人に買ってもらい、おいしいと言ってもらえるように頑張ります」と話していた。
曜日別に出店する各施設と、販売する商品は次の通り。商品はいずれも、売り切れしだい終了。