東海愛知新聞バックナンバー
 6月27日【金】
文科省選定
ニホンザルで脳研究
生理研、精神疾患解明へ

自然科学研究機構生理学研究所が文部科学省の「脳科学研究戦略推進プログラム」の拠点機関に選ばれた。

プログラムの研究テーマは(1)脳が指令として身体に与える電気信号で機械を動かす技術「BMI(ブレーン・マシーン・インターフェース)」(2)うつなど精神神経疾患を解明するために用いる「モデル動物」の開発。

モデル動物の開発を担当する生理研では、4月に設立した「多次元共同脳科学推進センター」で、実験対象をマウスから、より大脳が発達したニホンザルに移行する。研究開始は7月1日から。

BMIの拠点機関には国際電気通信基盤技術研究所(ATR)が選ばれた。

文科省は初年度の開発費として16億円を投入する。





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