市道岡崎環状線明大寺地区
■乙川架橋南北を先行
今年度 用地測量と補償調査
岡崎市は今年度、市道岡崎環状線街路整備事業の延長15.6キロのうち、未整備となっていた明大寺地区440メートルの整備に着手する。今年度は用地測量や地権者の補償調査を進め、来年度から用地買収に取り掛かる。
明大寺地区は、竜美丘ポプラ通りが自然科学研究機構の敷地に突き当たる明大寺町東山の竜美北2丁目交差点を北に抜け、名鉄本線と乙川を越えて、朝日町3丁目の国道1号交差点(岡崎社会保険事務所角)までを結ぶ。
この区間は約1キロだが、市役所南の吹矢橋上で起きている慢性的な渋滞を解消するため、岡崎一色線と立体交差させ、440メートルを先行して整備する。
市道路建設課によると、道路は片側一車線。国道1号側のみ車が上り下りできる側道を備えた新たな橋を乙川に架ける。
市は7年前から三島、根石両学区の地元住民説明会を計10回開いており、来年度から地権者約50人との個別交渉に入る。取得面積は2万平方メートルになる見込み。10年後をめどに同地区の区間完成を目指すという。
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