■岡崎市、バス路線再整備
■市民病院直行も検討
今秋までに実験運行へ
3月議会に上程
岡崎市は、既存のバス路線を活用してバスの交通体系を再整備する「バスネットワーク構築事業」案を、市議会3月定例会に上程する。予算額は6,090万円。名鉄側が廃止の意向を示していた市内14路線は、当面存続することが決まったのに伴い、4月から3年後の整備完了を目指す。
市民からは市民病院への直通バスなどを望む声が多く、市内の東西南北を結ぶ既存路線で、運行体系の見直しや市民病院への快速バスの導入などを検討する。また、これまでバスの運行が途絶えていた額田支所―市民病院間に新規路線を設ける方針で、市民病院行きが1日1本だった矢作地区からの運行体系も見直す。
一方で、名鉄矢作橋駅、美合駅、本宿駅、大樹寺、市民病院、額田支所など、各交通結節点を中心とする比較的狭い地域での交通を充実させるため、巡回バスや乗合いタクシーの導入も検討する。
事業について、市では「ワークショップ形式の地域別検討会を立ち上げ、今年の秋までに実験運行が行える段階まで進めたい」としている。
◆