■デッキ上に駅ビル建設
東岡崎駅周辺整備
検討会が基本計画固める
名鉄東岡崎駅北の周辺整備で、市、地元住民代表、交通事業者らで構成する東岡崎駅交通結節点整備検討会は、駅前のペデストリアンデッキの1階にバス、タクシー、乗用車のターミナルと駅前広場を、橋上駅となる2階に駅ビル、駅の南北を行き来する自由通路、バスの待合所を建設する基本計画を固めた。
計画によると、1階の駅前広場は、西側にタクシー、中央にバス、東側に乗用車の各ターミナルを設け、周囲を緑地や歩道で囲む。
2階は中央に駅ビルを建設し、デッキの7カ所にエレベーターを設置。1階と2階を結ぶエスカレーターの位置は検討段階という。駅ビルの規模は未定で、所有権を持つ名鉄との協議が進められる。
同検討会では、候補に残った駅ビルを1階、乗用車のターミナルを2階に設ける計画と比較した結果、車の乗り入れの安全面などを考慮してすべてのターミナルを1階にまとめ、駅ビルをデッキ上に建設する今回の計画が支持された。ターミナル上にビルが建設される駅の構造は、国内でも数例という。
検討会は21年度中に、県による基本計画の都市計画決定を目指す。
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