東海愛知新聞バックナンバー
 1月16日【水】
学区でとれた「七草がゆ」
児童が調理し味わう

豊かな自然に囲まれた岡崎市田口町の常磐南小学校の児童39人が15日、学区内で摘んだ七草を使って七草がゆの会を開いた。

この行事は、昭和55(1980)年に6年生の米作り体験で収穫した米を全校で食べる機会にしようと始まった。

かゆを作るのは6年生8人の仕事。学校の調理実習以外には包丁を持ったことのない児童も、今月9日に摘んできた五草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ)と、3年生が学級農園で育てたスズナ(カブ)、学区の人からもらったスズシロ(ダイコン)を先生の指導で刻んでゆでたあと、別に炊いたご飯を交ぜて七草がゆにした。

会食は縦割グループごとに分かれ、高橋啓三校長から「七草がゆは一年間病気にかからないように願って食べるものです」と由来を聞いたあと、係の児童の「いただきます」に唱和して始まった。

6年生の佐藤義希君は「初めてなので水の量がむずかしかった。おいしいと言ってもらえそうなおかゆができました」と話していた。





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