東海愛知新聞バックナンバー
 12月7日【金】

創業以来最大を製作
ワタナベ鯉のぼりが手染め
お父さん9メートルお母さん8メートル
岡崎市福岡町

 岡崎市福岡町の「ワタナベ鯉こいのぼり」(渡辺要市社長)が、最大で全長9メートルの巨大な特注鯉のぼりを製作している。綿布に染料で描く手染めの鯉のぼりとしては明治37(1904)年の創業以来、最大という。

 先月中旬に注文があったのは9メートルの黒い父ゴイ、8メートルの赤い母ゴイ、7メートルの青い子どものコイの3本。同社にこれまで発注があった中で最も大きかった6.3メートルを大幅に上回り、渡辺社長は「手染めの大きさでは全国的にも珍しいと思う。小売価格は100万円ほどになるのでは」と話す。

 特注の3本は水洗い後に屋外で乾燥させ、年内にも横浜市で撥(はっ)水加工を施し、年明けに納品するという。渡辺社長は「うまく出来たと思う。今後、さらに大きな鯉のぼりの注文があれば果敢に挑戦していきたい」と意気込んでいる。


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