東海愛知新聞バックナンバー
 10月14日【日】
岡崎ストーンフェア
伝統とブランド力石工品を一堂に
四つのテーマ 伝承・挑戦・自慢・遊び
20、21日に乙川河川敷で

 「第16回岡崎ストーンフェア」が20、21の両日、乙川河川敷で開かれる。今年のテーマは「良家の石たち」で、伝統技術を駆使した石製品の展示や岡崎ブランドの向上に力を入れた内容になっている。出展作品数は約2千点、会期中の来場者数は約2万5千人を見込んでいる。岡崎石製品協同組合連合会(磯貝和汪会長)主催、中部経済産業局、財団法人伝統的工芸品産業振興協会、愛知県などが後援する。
 同展示会は、日本3大石製品産地の1つである岡崎石製品業界の振興と新製品の開発や需要の開拓を図るため毎年開かれている。
 会場には、灯ろう、墓石、ガーデニング用石製品、神社仏閣用石彫品など約2千点と石材機械、造園土木機器などの関連商品を合わせて約2万点にのぼる製品が出展される。
 今回のフェアでは(1)良家の伝承(2)良家の挑戦(3)良家の自慢(4)良家の遊び―の4コーナーを中心に、石作品のコンテスト「石材グランプリ岡崎」や「岡崎技術工学院」の工学院ひよっこ展、掘り出しコーナーなど多彩な催しがある。
 石マジックコーナーでは、水や空中に浮く石彫品、音楽を奏でる音響石、住まいを監視するセキュリティー石彫など最新技術を導入した石製品を並べる。
 また、灯ろうや水鉢、オブジェ、フラワーポットなどの石彫品を配置したイングリッシュガーデンを設けて、快適な庭園づくりを提案していく。さらに耐震施工コーナーでは、墓石や灯ろうの耐震補修が簡単にできる新素材を展示する。
 このほか、伝統工芸士が作った坪庭や石材グランプリ作品を紹介するほか、お茶席や灯ろう組み立てクイズ、技能五輪入賞者パネルの展示など盛りだくさんの行事を計画している。
 なお、19日午後6時から同フェアの会場で、昨年設立50周年を迎えた岡崎技術工学院の石材学科卒業生を対象にした同窓会を開催する。





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