東海愛知新聞バックナンバー
 8月19日【日】
利用者は1日平均207人
「まちバス」運行から1カ月
岡崎市

 岡崎市のコミュニティバス「まちなかにぎわいバス」(まちバス)の運行開始から1カ月が経過した。市のまとめによると、運行している2路線の利用者は東西路線が延べ3409人、南北路線が延べ2590人。両路線を合わせた1日の平均利用者数は207人だった。中心市街地一帯を限定に走るまちバスだが、鉄道や公共バスと併用する利用者もいるようだ。  時間帯では南北路線は午前10時過ぎから11時ごろにかけて延べ91人から151人と最も乗客が多く、市の担当者は「南北路線は住宅街を通るため、通院や買い物で利用する高齢者が多いのでは」と分析。東西路線では延べ102人から110人が乗車した午後1時前がピークだった。
 加盟店舗で買い物をすると次回以降に使える乗車無料券のサービスでは、発行された中で316枚が使用された。加盟店舗数は運行前の140店舗から、今月6日までで168店舗に増加。公共交通機関と併用する利用者が増えている現状を受けて、まちバスが走る地域にはない店舗からも加盟の打診があるという。
 市の担当者は「利用者の多くはリピーターで、好評のようだ」とする一方で、「もっとリピーターを増やしていく必要がある」と話す。これに伴い、20日から31日まで、イベントボランティア「岡崎きらり隊」のメンバーがまちバスの車内で乗客にアンケートを兼ねたPRをする。アンケートは路線改定など、今後の参考資料にするという。





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