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東海愛知新聞

後世へ「夢、結ぶ」

来月2、3日 2年ぶり再演 合唱構成劇

2017年3月に岡崎市制100周年記念事業として行われた市民音楽劇「夢、結ぶ―大きなくすのきの下で」が3月2、3の両日、市シビックセンター・コロネットで2年ぶりに上演される。激動の昭和の時代を後世に伝えていきたいと、平成最後の年に有志が立ち上がった。()

同劇は、昭和の時代に岡崎にある大きなクスノキの下で生きた味噌屋の勇太と石屋の弓子の愛の物語。2年前は、市民公募で選ばれた約100人が出演し、公演時間は3時間半という超大作だった。

1年たった昨年の2月ごろ、50〜60人で同窓会を開いた際に「これで終わるのはもったいない。形を変えてでもいいから長く続けたい」という声が高まった。久しぶりに歌を歌ってみたところ、歌詞を覚えている人が多く、再演を決意したという。

「ダイジェスト版」と位置付ける今回は、歌だった部分を「語り」に変更するなどして公演時間を2時間に短縮。指揮・倉知竜也さんと演出・右来左往さんは変わらないが、キャストは40人程度になり、演奏もオーケストラではなくピアノのみになった。歌も一部短縮したが、主力メンバーのソリストは変わっていないため、合唱中心の構成劇として楽しめそうだ。

岡崎市民歌劇団のメンバーは、昨年10月から稽古に励んでいる。会場が前回の市民会館あおいホールとは異なるため、当日の会場をイメージしながら、ピアノの音に合わせた動きの確認が中心。右来さんは「本番は稽古のように、稽古は本番のように臨んで。決して戸惑わない。歌と気持ちのバランスが大事」などと指導している。同団では「昭和の時代に生きた人の歩みを岡崎でしかできないような作品にしたい。何とかして後世に伝えられるように繰り返しできたら」とし、将来的には学校公演なども視野に入れている。

全席自由で2,000円。2日は午後6時開演、3日は2時開演。問い合わせは、柴田哲さん(080―1565―2169)へ。

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