路上喫煙対策を
岡崎市 生活環境美化推進への意見公表
岡崎市はこのほど、ごみやたばこの吸い殻のポイ捨て防止、犬猫のふんの放置対策、空き地の適正管理などを目的にした「生活環境の美化の推進に関する条例」の素案に寄せられた意見を公表した。募集期間は昨年8月7日〜9月7日。18人から計37件が集まったが、路上喫煙対策に関する意見(パブリックコメント)が多く寄せられた。
同条例素案は、路上喫煙に関しては、
- 市内全域での歩きたばこ(歩きながらの喫煙)の禁止
- 名鉄東岡崎駅、JR岡崎駅周辺の路上喫煙(立ち止まっての喫煙)禁止区域の指定と喫煙所設置による分煙化
- 加熱式たばこの対象化
―などを盛り込んでいる。条例制定後も2022年ごろをめどに見直しを図る。
最も多かったのは禁止区域での喫煙所の整備を求める意見で10件。いずれも喫煙所の設置に好意的だった。加熱式たばこの規制については、規制対象の見直しを求める意見が8件あった。
市によると、「市内でポイ捨てされた加熱式たばこの吸い殻は吸い殻全体の2割程度。加熱式もポイ捨てされている現状を踏まえて規制対象にする」としたが、「条例施行後のポイ捨ての状況や、ほかの法令の扱いを参考にした上で、見直し時期に合わせて取り扱いを再検討する」ともしている。(横田沙貴)