中学生が“議員”となって質問、提案する「生徒市議会」が9日、岡崎市役所議場で開かれた。まちづくりや防災など6つのテーマについて、市内の中学校20校の生徒代表が市長や部長らに考えを訴えた。
葵中の生徒は、市が自負する「ジャズの街」を広く浸透させる「ジャズろう岡崎」を提案。「ジャズを知らない中学生はたくさんいる」とした上で、小中学校でのジャズCD放送などのアイデアを説明した。
安藤英彦社会文化部長は「モデルケースとして葵中にCDを配布する。ジャズに対する生徒の感想を教えてほしい」と答弁した。
北中の生徒は「『もしもの時』に役に立てる中学生でありたい」と、「リトル消防士検定制度」の創設を提案。制度は中学校で一定の知識や技術を習得した中学生に「リトル消防士」の認定証を交付するというもの。
大竹郁男消防長は「消防本部が中学校に出向いて質の高い知識や技術指導ができる機会があれば検討していきたい」と答弁した。(今井亮)