7日から8日にかけて東海地方に最接近した台風5号の影響で、岡崎市、豊田市、西尾市では自治体が開設した自主避難所への避難や停電などの被害があった。
岡崎市では、開設した自主避難所7カ所のうち、最大で3カ所に4世帯6人が避難。稲熊町内では道路が冠水し、通行止めとなったが8日未明に復旧した。また岡崎墓園管理事務所の屋根を覆う軽量部材の一部が強風で落下した。市は8日午前7時に災害対策本部を廃止し、開設した7カ所全てを閉鎖した。
豊田市では7日午後6時に緊急避難所103カ所を開設。最大で3カ所に7世帯14人が避難したが、避難者の帰宅に伴い、8日午前5時30分に全ての緊急避難所を閉鎖した。市内では倒木などによる道路被害が24件あった。
西尾市では、最大で自主避難所4カ所を開設し、6世帯7人が避難。8日午前6時20分に全ての避難所を閉鎖した。
中部電力によると、7日午後8時時点で、岡崎支店管内(三河地区)の岡崎市、豊田市、豊橋市の一部で約280戸が停電。8日午前6時までに全て復旧した。