岡崎公園で29日、「世界コスプレサミット(WCS)2017」の公認イベント「和装コスプレ聖地プロジェクト」が始まった。この日、蒲郡市のラグーナテンボスで幕を開けたWCSは、8月6日にかけて犬山市の明治村や名古屋市のオアシス21などを会場に開催。WCSに連動する同公園もコスプレイヤーの受け入れ準備を整えた。(今井亮)
同公園を管理する岡崎パブリックサービスの職員は、午前中から強い日差しが照り付ける中、汗をしたたらせながら岡崎城二の丸能楽堂付近にコスプレに着替えるテントを男女1カ所ずつ設置。園内でのコスプレ撮影のお勧めスポットに手づくりの案内板を置いていった。
お勧めスポットは大手門や龍城神社、二の丸能楽堂、岡崎城、同城天守のほか、古い大木の切り株、築城時から残る石垣・石階段など、「より自然な情緒」をロケーションとして好むコスプレイヤーの視点を意識して、観光客があまり目を向けない場所も選んだ。
同公園の担当者とグレート家康公「葵」武将隊は、WCSメーン会場のオアシス21で8月5、6日に開かれるコスプレのコンテスト(チャンピオンシップ)で、和装コスプレの撮影が楽しめる同公園をPRする。
WCSのオープニングセレモニーが行われたラグーナテンボスではきょう30日まで、WCSとは独立した夜通しのコスプレイベント「ラグコス2017」が開かれている。
和装コスプレ聖地プロジェクトはWCSより9日間長い8月15日まで続くことから、WCSやラグコスへの参加を終えたコスプレイヤーの取り込みを図る。時間は午前9時〜午後5時。