今年2月1日に開設された岡崎市の公式観光サイト「岡崎おでかけナビ」が、開設5カ月で90万アクセスを達成した。花火大会を含む「岡崎城下家康公夏まつり」(7月30日、8月2〜6日)でアクセス増加が予想され、7月中にも100万アクセスを達成する見通し。市は7月15日〜8月31日、サイト内で紹介している店舗で使用できるウェブクーポンを配布する。(今井亮)
岡崎おでかけナビは市観光協会専用だったサイトを、観光スポットやグルメ・買い物情報、市内のイベント、市内のホテル宿泊予約機能などを集約した複合サイトにリニューアルして開設した。
市観光推進課によると、開設以降は最低でも1カ月15万アクセス(60万ページ閲覧)を記録。予想以上のアクセスの伸びを見せた一因に、別々だったサイトの情報を同じドメイン(インターネット上の住所)で一括管理するようになったことで、「岡崎」を検索した際、サイト内に集約された情報が検索結果の上位を占めたことが挙げられるという。
90万アクセスは7月1日から2日にかけて達成し、4日現在は91万2000アクセス。年内の100万アクセスを目指していた同課は、想定外のアクセス数に驚いている。
ウェブクーポンはサイト上部に表示される画像をスマートフォン画面か印刷して提示することで利用できる。飲食など22店舗が参加する予定で、商品の値引きやプレゼントなどの特典がある。
また期間中は、SNS(会員制交流サイト)のインスタグラムで、参加店舗の写真を募るフォトコンテストを実施する。
写真に「#岡崎おでかけナビ」「#【店名】」のハッシュタグをつけて投稿し、「いいね」を集めた数で10位以内の入賞を決める。入賞はインスタグラムのメール機能で通知するため、お気に入り登録に当たる「フォロー」設定が必要になる。
同課は「情報拡散で岡崎のPR効果を狙いたい」としている。