岡崎市鴨田町の大樹寺で29日、岡崎活性化本部主催の「おかざき すぐれモノ体験隊」会員限定体験プログラムが始まった。
全3回の「真・大樹寺」コースの初日には、市内外から14人が参加。本堂で寺の概要を聞き、普段入れない「大方丈」(将軍や大名の控えの間)の庭で徳川家康が手植えしたとされるシイの木を見学した。また、通常は京都で行う国の重要文化財のふすま絵の修復作業が特別公開された。初めて見る光景に参加者は興味津々で、案内役を務めた野村顕弘執事らの話に耳を傾けたり、質問をしたりしていた。
同コースは11月に十夜法要の献灯など、12月にすす払い体験などを行う。
同本部によると、体験隊登録は29日現在で1120人。ほかに八丁味噌づくりや収穫体験のコースがある。(竹内雅紀)