岡崎市選挙管理委員会は、次期衆院選から同市戸崎町のイオンモール岡崎に期日前投票所を設ける。2日開会の市議会6月定例会に上程する一般会計補正予算案に、選挙人名簿の照合を行うために必要なインターネット回線を導引する整備委託料と、動作検証を行う通信運搬費計約30万円を計上しており、8月中の整備完了を目指す。(今井亮)
期日前投票所を置くのは3階の催事場「イオンホール」。同市では選挙の際、市役所東庁舎1階ロビー、岡崎、岩津、矢作、額田の各支所、大平、東部、六ツ美の各市民センター計8カ所に期日前投票所が設けられているが、議案が可決されれば9カ所に増える。
市総務文書課によると、県内の自治体で商業施設内に期日前投票所を置くのは同市が3例目になるという。同市以外では、豊田市が名鉄豊田市駅前のファッションビル「T-FACE」、知多市が「イトーヨーカドー」にそれぞれ期日前投票所を設けている。
イオンでは地域貢献の一環として昨年7月の参院選の際、全国のイオンモールやイオンショッピングセンター29カ所(中部エリアではイオンモール鈴鹿、イオンモール高岡)に期日前投票所を設置した。愛知県内のイオンモールに期日前投票所を設置するのは初めて。
伊藤茂総務部長は「若年層の集客が見込める商業施設に期日前投票所を設けることで、投票率の向上と選挙のPRを図りたい」と説明した。