岡崎市福祉会館で16日、同市と姉妹都市提携を結ぶ米・ニューポートビーチ、スウェーデン・ウッデバラ両市と、オーストラリア・ウィットルシー市に派遣される岡崎市内の中学生派遣団の結団式が行われた。ウィットルシー市への派遣は初めて。(今井亮)
3市に派遣される3年20人と保護者のほか、各派遣団の正副団長の校長と教諭が出席。生徒は「生活文化の違いを学びたい」「国境を越えた友情を築きたい」「将来の夢につなげる経験にしたい」などと目標を発表した。内田康宏市長は「『素直な自分』を出せる肩の力を抜いた楽しい交流で、視野を広げて」と激励した。
ニューポートビーチ市は35回目、ウッデバラ市は13回目の派遣となる。生徒は9月から10月にかけて、ホームステイをしながら9日間滞在。現地の中学生と交流したりする。6、10月はニューポートビーチ、ウッデバラ両市の中学生派遣団を受け入れる。ウィットルシー市の中学生派遣団は来年から受け入れる予定。
「国際理解を深めてもらおう」と、市教育委員会は昨年、英語圏の欧米、オーストラリアの3大陸に限定した中学生の派遣に移行。ウィットルシー市はメルボルンに近い田園都市で、草原が広がる環境面や治安面で新たな派遣先に選ばれた。
環境面の問題で4年前から中学生の派遣が停止していた姉妹都市の中国・呼和浩特市とは今後、成人交流を行うという。
岡崎市の中学生派遣団は次の皆さん。