岡崎の桜まつり(15日まで)のメーン行事「家康行列」(岡崎市、同市観光協会主催)があす9日、市の中心市街地で行われる。徳川四天王の1人、本多忠勝役で特別出演する俳優・武道家の藤岡弘、さんを最後尾に、総勢700人で編成される行列が午後1時30分から約3.5キロにわたって勇壮な時代絵巻を繰り広げる。
藤岡さんはNHK大河ドラマ「真田丸」で演じた本多忠勝役で着用した甲冑を使用する。隊列では昨年の市制施行100周年記念に続く「新世紀岡崎招待列」として、平成19年10月18日の観光交流都市提携から10周年を迎える金沢市の「前田利家列」が参加。「ゆるキャラ隊」では3月末に解散した岡崎応援キャラクター隊に代わってオカザえもんとワルザえもんが登場する。
行列の出発に先立ち、徳川家康ゆかりの伊賀八幡宮で1時から行われる出陣式では、藤岡さんや内田康宏市長らがあいさつする。徳川家康役の勝ちどきで出発する行列は康生北交差点を左折して、伝馬交差点を右折。中継所にもなっている名鉄東岡崎駅前を通り、午後3時に乙川左岸河川敷に到着する予定。
河川敷では到着から30分後に関ヶ原の戦いを再現した戦国模擬合戦が始まる。藤岡さんは合戦に登場する予定のほか、終了後に講評する。雨天により、合戦は中止になる場合がある。
雨天時の開催情報は、当日午前10時から専用ダイヤル(0180―99―1133)で確認できる。(今井亮)