酒部建設(岡崎市日名中町)などで構成する特別目的会社(SPC)「岡崎ウェルフェアサポート」が、昨年から整備してきた同市欠町の「市こども発達センター(すくも)」新築部分が完成した。4月1日の開所を前に、25日に開所式が行われる。(今井亮)
施設は鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積は約4,090平方メートル。1階は総合受付・支援センター(親子通所)、2階は単独通所の支援センター、3階は医療・相談センターになる。
1、2歳と保護者が利用する1階の支援センターには、指導室6部屋、遊戯室、訓練室、ランチルーム、給食室を設けた。吹き抜けの共用部分は情報発信スペースや託児スペース、授乳室、多目的を含むトイレがある。
3〜5歳が利用する2階は指導室4部屋、遊戯室、訓練室、リハビリ室、相談室2部屋、観察室。屋外は水遊び場がある。
3階の医療センターは診察室4部屋、処置室2部屋、心理、言語、作業の各療法室と集団療育室、待合スペース、プレイコーナーがある。屋上は太陽光パネルと空調の室外機などを設置する。
開所後は、新築部分と連結させる隣接の福祉の村の旧めばえの家、旧友愛の家、体育館をそれぞれ改修し、平成31年2月に全面オープンする予定。平成46年3月末までの維持管理・運営費を含む総事業費は約57億円。このうち、新築部分の建設費は約18億3,300万円。
施設の整備・改修は酒部建設が担当。SPCを構成する市福祉事業団、岡崎パブリックサービスなどが施設の維持管理・運営、マネジメントを行う。