岡崎市福祉会館で5日、岡崎の桜まつりのメーン行事「家康行列」(4月9日、市・市観光協会主催)の配役を決める公開選考会が行われ、本多忠勝役で特別出演する俳優・武道家の藤岡弘、さんを除く徳川家康や徳川四天王ら主役級の11人が決まった。各隊列、少年武者・少女隊、局・腰元、イベントサポーターを含む総勢143人の募集に対し、今年は201人の応募があった。(今井亮)
主役の家康役に選ばれたのは山内隆一さん=市ぬかた商工会。山内さんは「家康行列の伝統と歴史に身の引き締まる思い。役を授かった名君の名を汚さないように精進し、全力を尽くす」とあいさつ。「満開の桜の下、全員の晴れ姿をご覧になってもらいたい」と呼び掛けた。
藤岡さんふんする忠勝に同行するのは羽根学区柱東地区総代会。12人の応募があった竹千代役は三浦芳美さん=小学校5年=が選ばれた。竹千代役を女児が務めるのは、市制施行90周年の平成18年以来11年ぶり。
忠勝を除く四天王は、井伊直政が鈴木優介さん=市青年経営者団体連絡協議会、榊原康政が佐藤哲朗さん=三菱自動車岡崎会、酒井忠次が小島一郎さん=竜美丘みこし会。岡崎三郎信康は宮田勇人さん=岡崎青年会議所=に決まった。
10人の応募があった千姫役は三宅祐衣さん=南山大学、7人の応募があった亀姫役は林沙織さん=愛知大学法科大学院、それぞれ5人の応募があった築山御前役は井上千春さん=太田油脂、於大の方は三田村千晴さん=岩津保育園=が選ばれた。