東海愛知新聞バックナンバー

 2月25日【土】

ホテル、店舗など4棟

岡崎の北東街区事業予定者決定
31年4月にオープンへ

岡崎市は24日、名鉄東岡崎駅前の市有地(北東街区)を整備する事業予定者が、岡崎信用金庫岡崎ニューグランドホテルの地元企業2社を含むSPC(特別目的会社)に決まったと発表した。SPCは事業計画で、ホテルや店舗棟など4棟で構成する施設を平成30年2月に着工、31年4月にオープンするとしている。(今井亮)

同市拠点整備課によると、計画では市が有償で貸し出す北東街区6559平方メートルに、客室110室を備える9階建てのホテル、生鮮食品を扱うコンビニエンスストアやレストランなどが入居する平屋と3階建ての店舗棟2棟、立体駐車場(200台)を整備するとしている。

市側が要望していた駐輪場は、立体駐車場の1階部分に1400台分が確保されるほか、北東街区の北側に接する明代橋公園(900平方メートル)の整備も盛り込まれている。SPCが初期投資として示した設計・建設費は約30億円。

市が北東街区に隣接して整備するペデストリアンデッキは、フロントが置かれるホテルの3階に連結。北東街区の各施設が取り囲む中央には回遊テラスが設けられるという。

SPCは不動産業のスターツコーポレーション(東京都中央区)を代表企業に、設計コンサルタント企業、同信金、岡崎ニューグランドホテル、完成後の施設運営を担当する企業の5社で構成する。4月にも、市とSPCが基本的な事業内容を固めた事業実施協定を結ぶ予定。