学校法人藤田学園(豊明市)は23日、岡崎市南部の医療拠点となる総合病院「藤田保健衛生大学岡崎医療センター」の整備概要を明らかにした。
整備計画によると、JR岡崎駅から南に約1キロ離れた同市岡崎小学校西の約3万平方メートル(針崎町)に、地上7階の病棟を建設。病棟の延床面積は約3万5000平方メートルで、1階が外来・検査、2階が事務室、3階が手術室、4〜7階が入院病棟などになる。
設置を予定する診療科数は22科。学園側が市保健所を通じて県に提出した病床整備計画書が今年1月に承認され、一般病床数は400床に決まった。勤務する医師は、藤田保健衛生大学から最終的に約100人を派遣するとしている。
学園側は総事業費を約200億円と試算。整備に当たり、岡崎、幸田両市町は合わせて上限50億円の財政支援を行う。開院は平成32年4月を予定している。
同学園の小野雄一郎理事長は「高齢者が増加していく中で、地域の医療ニーズに応えていきたい」と話した。(今井亮)
診療科は次の通り。