岡崎市中心部の乙川右岸河川敷で発見された「岡崎城跡菅生川端石垣」の発掘調査で一定の成果があったとして、市教委は29日と2月19日に現地説明会を開く。
全長約400メートルの同石垣は、切れ目のない直線的な石垣城壁としては国内最長。乙川護岸工事に伴い平成27年12月から翌年4月にかけて試掘調査などが行われ、同月には一般向けの説明会が開かれた。
昨年12月からの調査で、新たに石垣の背後に裏込めの栗石として直径10〜20センチほどの丸い川原石が厚く詰め込まれていること、大名の家紋や石材産地、作業段階などを示すとされる7種類の刻印などが確認された。
同市康生町の岡崎ニューグランドホテル前の河川敷で午前11時と午後2時の各2回開催。石垣の解説とともに、地中に埋もれていた石垣の一部や刻印などが公開される。
参加無料。事前申し込み不要。問い合わせは、市教委社会教育課(23―6655)へ。