東海愛知新聞バックナンバー

 12月13日【火】

中嶋親子が“共走”

岡崎でモータースポーツフェス

岡崎中央総合公園で11日、岡崎市制施行100周年記念事業岡崎モータースポーツフェスティバル」が行われた。同市出身の元F1ドライバー中嶋悟さん(63)や現役レーシングドライバーの長男一貴さん(31)、次男大祐さん(27)らによるレーシングカーのデモ走行などがあり、モータースポーツファンを熱狂させた。(竹内雅紀)

開会式では同フェスの片岡勲実行委員長や来賓の内田康宏市長らが車から登場。7月に市民栄誉賞を受賞した中嶋悟さんは「100周年の企画に参加できてうれしい。サーキットで見ている車がここで走る。普段の速度は出せないが、楽しんでほしい」とあいさつした。一貴さんの「エンジン、スタート」の掛け声でレーシングカーのエンジン音が鳴り響いた。

デモ走行では1960年代のクラシックカー、三菱のラリーカーの後に大祐さんがホンダのGT車、一貴さんがトヨタのスーパーフォーミュラカー、悟さんが26年前にF1レースで乗った「ティレル019」で特設コースを走行。悟さんは3度エンジンが止まる事態に見舞われたが、ファンからは大きな歓声が上がった。

自動車メーカーの最新技術展示や交通安全啓発プログラムなどもあった。