岡崎市三島小学校体育館で10日、室内で行うミニテニス「パドルテニス」の講習会が開かれた。来年には岡崎パドルテニス協会が設立される見込みで、関係者は気軽にできるスポーツを岡崎から各地に広めようと意気込んでいる。(竹内雅紀)
パドルテニスは硬式テニスの約3分の1の大きさのコートで行い、ネットは腰の高さとやや低め。全長が46センチ以内と短い板状のパドル(ラケット)とフェルト付きの軟らかいボールを使う米国発祥のスポーツ。ルールはほとんどテニスと同じ。日本では昭和54(1979)年に日本パドルテニス協会が設立され、平成27年現在で全国各地に22の協会・支部、会員数は約3000人。競技人口は約6万人とされている。
この日の講習会には8〜71歳の男女約20人が参加した。岡崎での協会設立に力を入れている三葵コーポレーションの伊藤博行社長が「子どもからお年寄りまでが楽しくスポーツを通じて健康づくりや世代間交流をしてほしい。そのためにも岡崎からパドルテニスを広めていきたい」とあいさつした。この後、日本パドルテニス協会の永盛雅人理事長ら役員4人がルール説明を行い、ボールの打ち方などを指導。うまくボールが打てると参加者からは自然と笑みがこぼれた。永盛理事長は「愛知県内には犬山市にサークルがあるが、協会はない。岡崎が中心となって県内にパドルテニスを広めていってほしい」と期待を込めた。
協会設立を含めたパドルテニスに関する問い合わせは、三葵コーポレーション(24―9531)へ。