東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の旅行会社があす2日、岡崎市額田地区を訪れ、地区内の観光スポットを視察する。新東名高速道路岡崎東インターチェンジ(同市樫山町)の開設を機に経済活性化が見込める旅行商品化を検討してもらうため、市が初めて招く。(今井亮)
視察行程には市ホタル学校、平成の名水百選に選ばれた「延命水」の水源、夏のやなやそば打ちが体験できる男川やな、四季の自然が楽しめるくらがり渓谷、茶園など鳥川、淡渕、中金、石原の4町のスポット7カ所が組み込まれている。
市観光課によると、10社程度が参加を予定しており、各社のツアープラン担当者らが午前9時45分〜午後3時45分に訪問。各所で説明を受けながら、イベントの一部を体験する。
視察後は、参加者に市がアンケートを実施。指摘された点は、市ぬかた商工会などで構成する「ぬかた観光地化推進協議会」で協議する。
市が「岡崎東部地域観光地化推進事業」として今年度取り組んでいる観光産業の掘り起こしの1つ。約860万円の予算を計上して地区の事業者を対象に、全国的に主流の観光産業などを学ぶワークショップや講演会を開いてきた。同課担当者は「旅行会社との顔つなぎや主体的な観光資源の売り込みにつなげてもらいたい」と話している。