東海愛知新聞バックナンバー

 10月23日【日】
動物テーマに工夫

きょうまで 造形おかざきっ子展

岡崎市内の小中学生の図工、美術作品が一堂に会する「第53回造形おかざきっ子展」が22日、おかざき世界子ども美術博物館で始まった。今年は東公園で市民らに親しまれているアジアゾウの「ふじ子」とその仲間の動物たちをテーマに児童・生徒らが出品。きょう23日まで。(竹内雅紀)

市内の市立幼稚園、小学校、中学校と愛知教育大学附属3校を含む計73園・校から約3万5000点が集まり、14ブロックに分けて展示されている。

北中2年は「カラーコーン」の名で親しまれるパイロンを真っ白にし、動物の絵をあしらった。また、岡崎市制施行100周年の年ということもあり、パイロンの並べ方が数字の「100」にもなっている。

六ツ美北部小4年は紙パックを再利用してクラス単位で恐竜を制作。常磐小5年はアルミ缶を使って動物を表現した。矢作中3年は自分や有名人をひっかく技法「スクラッチ」で描き、最も似ている動物に例えた。訪れた親たちは「クオリティーが高い。うまい」などと感心しながら、わが子の作品を写真に収めていた。

本部付近には段ボールで制作されたゾウの顔展示や、恐竜やその卵を作るワークショップ、会場入り口付近では造形コーナーが設けられている。午前9時〜午後5時。