岡崎市は10月7日から11月7日まで、学校法人「藤田学園」と協議を進めている市南部の大学病院建設に関する支援方針の素案に対するパブリックコメントを募集する。
素案に対するパブリックコメントの募集は2回目。今回は平成26年度に策定した支援方針を改定し、同市と幸田町が行う具体的な支援内容を盛り込んだ。このほか、岡崎市の人口推計、両市町の西三河南部東医療圏の基準病床数と既存病床数の対比、医療機関で従事する医師・看護師数、市外への救急搬送件数の各統計を更新した。
両市町が建設に対して行う財政支援では、補助制度を設けることを前提にした「上限50億円」の負担額を明記。両市町の負担比率については、平成30年度に目指す着工から逆算して29年度までに決定する見通し。
同市保健総務課によると、同学園側から12月にも病床整備計画が提出されるという。これに合わせて、同市は早ければ市議会12月定例会に補助制度の条例化議案を提出する。また、財源は昨年3月に設置した救急医療拠点施設整備支援基金から主に拠出するとしている。
素案は9月中に市のホームページに掲載するほか、市役所西庁舎1階の市政情報コーナー、支所、保健所(岡崎げんき館)でも閲覧できる。パブリックコメントは
を記入し、郵送(〒444-8545、岡崎市保健部保健総務課)、ファクス(23-5041)、Eメール(hokensomu@city.okazaki.lg.jp)で同課へ。(今井亮)