岡崎市が平成30年4月の供用開始を目指す「(仮称)額田センター」の工事安全祈願祭が28日、樫山町の建設地で行われた。
市関係者と小原・丸ヨ特定建設工事共同企業体などの施工業者ら40人が出席。神主による祝詞奏上や玉串奉奠に続いて、鍬入れと鎌入れがあった。
額田センターは、敷地内に点在し、いずれも築35年以上の額田支所、市立額田図書館、森の総合駅を、今年3月に取り壊された旧支所の跡地に集約して新設する。ぬかた会館は地元の要望などから残される。
市の実施設計によると、建物は鉄筋コンクリート造り2階建ての「行政棟」(延べ床面積1146平方メートル)と、一部木造となる鉄筋コンクリート造り平屋の「市民交流棟」(同829平方メートル)の2棟で構成される。
行政棟には、これまでなかった防災倉庫などを備えた上で、市林務課、道路維持課額田地区班、社会福祉協議会額田支所、シルバー人材センター額田支所が入る。市民交流棟は地元木材を多用した図書室をはじめ、森の駅コーナー、集会室、研修室、和室が設けられる。
敷地内の駐車場は供用を開始した後に旧施設を取り壊して118台分を整備。建設費約9億2,200万円を含む総事業費は約13億円。(今井亮)