東海愛知新聞バックナンバー

 9月27日【火】

学生の地産地消料理

道の駅「藤川宿」で11月5日から期間限定販売

岡崎市舳越町の愛知学泉短期大学でこのほど、道の駅「藤川宿」の軽食コーナーで期間限定で提供される学生考案の創作料理試食審査会が行われた。食物栄養学科2年生が6班に分かれ、地元農産物を活用した各1品を出品。短大関係者、藤川宿担当者らも審査員として参加し、6品中3品を最終候補に選んだ。(大山智也)

同短大では、学外活動の一環として三河地域の食品生産者や飲食店などと協力し、学生主体による創作レシピの提案、実際の店舗での提供などを実践。今回は、11月5日に藤川宿で開かれる「地産地消料理フェア」の一環として、地元食材を使った料理を学生が考案し、審査で選ばれた品を期間限定で販売することが決まった。

出品されたのは

  1. 鶏肉と秋野菜の八丁味噌丼
  2. ナスとレンコンの和風ミートソース
  3. ムラサキ麦ご飯の焼きおにぎり、三河もち豚のショウガ焼き、卵焼き
  4. 岡崎おうはん卵の親子丼
  5. 焼きおにぎりと三河もち豚の五目炒め
  6. 三河ふるさと愛まぜ麺

―の6品。いずれも八丁味噌やムラサキ麦、岡崎おうはんなどの地元特産品を生かした“岡崎グルメ”ばかり。

審査は、地元農産物を活用しているか、コスト・調理時間(手間)、見た目の美しさ、味の4項目を各5段階で評価。調理した学生自身も審査に加わり、各品を試食した。

「鶏肉と秋野菜の八丁味噌丼」、「ナスとレンコンの和風ミートソース」、「三河ふるさと愛まぜ麺」の3品を最終候補に選出。同フェアを担当する藤川宿職員の中川逸夫さんは「全体として、コンセプトの『地産』に合う具材を多く使っている。藤川宿で提供するメニューには、調理時間の短さや一見した際のインパクトなどが求められる。今回選んだ3品をどのように活用するか、これから入念に検討していきたい」と講評した。

今後は、軽食コーナーの担当者らと各品を提供する方法や付け合せ、盛り付けなどの細かい変更案などを検討し、11月5日から軽食コーナーで販売する。販売期間は未定。

問い合わせは、同神社(23―2506)へ。(大山智也)