東海愛知新聞バックナンバー

 7月1日【金】

“浄土のハス”開花

岡崎の伊賀八幡宮

徳川家康ゆかりの伊賀八幡宮(岡崎市伊賀町)の蓮池で、ハスの開花が確認された。1週間ほどで満開を迎える見込みで、見頃は7月中。

随神門前の蓮池は、徳川三代将軍・家光が寛永13(1636)年に整備したとされる。花びらの白い中心から端に向かってピンクに染まる最大で直径約15センチの大輪が、参拝者の目を楽しませている。

同八幡宮は「『穢土(えど)』のような2、3月の泥池から美しい花が咲き誇る光景は『浄土』の象徴。戦乱を収め、太平をもたらした徳川家康、秀忠、家光の思いを感じてほしい」と話している。