東海愛知新聞バックナンバー

 6月29日【水】

物資や避難場所など提供

岡崎市 エルエルとイオンビッグが協力

岡崎市と「エルエル」(同市上和田町)、イオングループの「イオンビッグ」(名古屋市中村区)が28日、自然災害時の避難場所提供や物資の緊急調達などを協力する協定を結んだ。

災害対策本部を設置した市から両社に支援要請があった場合、両社は米、パン、缶詰、インスタント・レトルト食品などの食料や、カセットボンベ、ばんそうこう、生理用品などの生活物資を提供。また、一時的に店舗を避難場所として被災者に開放する。イオンビッグは、7月1日に市内で初めてオープンするディスカウントストア「ザ・ビッグエクスプレス岡崎福岡店」(福岡町)が支援する。

この日は、内田康宏市長、エルエルの岩瀬隆義社長、イオンビッグの鈴木新樹社長が署名した協定書を取り交わした。

内田市長は「いつ起きるか分からない自然災害に備え、民間企業による協力の申し出は心強い」、岩瀬社長は「施設を市民のために使える状態に整備したい」、鈴木社長は「物資の調達網を活用して要望に応え、安全・安心なまちづくりに貢献したい」とそれぞれ述べた。(今井亮)