岡崎市制が施行した大正5(1916)年の市制祝歌や市制施行から昭和11(1936)年まで採用されていた旧市歌など、市内の100年間の歴史を象徴する歌を収録したCD「おかざきのうた集」が完成した。(今井亮)
元市職員の天野正彦さんと元校長の杉本安さんを中心とした「岡崎市制100周年記念CD制作会」が、「新世紀岡崎チャレンジ100」の採択事業として制作した。
歌い手と演奏者を務めているのは、岡崎音楽家協会に所属するソプラノ・テノール歌手、民謡を指導する「わかな会」会主の長坂和子さん、杉本さんの同級生のピアニスト、林和泉さん。今年2月5日に図書館交流プラザ(りぶら)内のスタジオで録音した。
CDには旧市歌などをはじめ、岡崎師範学校(現・愛知教育大学)、県岡崎中学校(同・県立岡崎高校)、岡崎高等女学校の各校歌、正調岡崎五万石、岡崎小唄、岡崎五万石おどり、昨年作曲された「OKAZAKI大好きなまち」の13曲が収録されている。
「歌は言葉よりも、その時代を思い起こすもの。過去のものになってしまった100年間の歌の数々を市民が継承してほしい」と天野さん。CDは800枚作り、希望する人には無料で配布する。問い合わせは杉本さん(090―1756―9152)へ。