岡崎市役所東庁舎で24日、職員が会議で使用しているミーティングルームを利用した庁舎内の無料託児サービスが始まった。
東西庁舎や福祉会館、隣接する消防本部で研修や講習会、市議会などが開かれる日に限定して開放。普段はテーブルと椅子が置かれている22平方メートルの室内にマットやおもちゃ、空気清浄器などが用意され、保護者が保育士資格を持つ託児ボランティアに子どもを預けることができる。
初日にサービスを利用したのは、心肺蘇生法などを学ぶ家庭児童課主催の講習会「幼児安全法」に参加した北野摩耶さん。1歳7カ月のみちるちゃんを2時間預けた。
北野さんは「近くで子どもを安全に預かってもらっている安心感があります」と話し、「目が離せない子どもがいる保護者が、子どもがいることで諦めていた講習会などに参加できるきっかけになると思います」と歓迎していた。
託児サービスは、保護者が参加する催しを担当する部署で事前申し込みを受け付ける。託児中の見学などはできない。(今井亮)