岡崎市制100周年を記念した田んぼアートが今夏、同市藤川町に“出現”する。22日には、一般参加者を募って田植えの体験イベントが行われ、多くの親子連れが泥だらけになりながら田んぼアート作りを楽しんでいた。
同市農林業振興推進実行委員会が主体となり、水田を管理する小久井農場と田んぼアートのデザインを担当した愛知産業大学創作活動同好会などの協力で企画した。
南北に隣接する水田2枚(約8000平方メートル)を使った巨大田んぼアートは、市を代表する花火大会に桜の花、「おかざき市制100周年」の文字とオカザえもんの顔を、黒、赤、黄、緑、白の5色の稲で表現する。
この日は100組計約390人が参加し、はだしになって水田の中へ。ぬるぬるとした感触に悲鳴や歓声が辺りに響く中、4班に分かれてそれぞれが担当する場所に苗を植えていった。
田んぼアートは、7月〜8月が見頃。9月25日には稲刈りが予定されている。稲刈りまでの期間中、田んぼアート南側の空き地に足場が設けられ、高い位置から田んぼアートを観賞することができる。 (大山智也)