岡崎市淡渕町の男川やなで7日、アユつかみの開幕を告げる「やな開き」が行われた。
午前中には、11月上旬までの実施期間中の無事故・安全を願う神事と直会があり、男川やな組合員、男川漁業協同組合員ら地元関係者が参加した。
午後からは近隣の児童らが招かれ、今年最初のアユつかみを体験した。川上に設けられた長さ12メートル、幅5メートルの青竹製のやなの上に集まった児童らは、アユの放流が告げられると、見逃さないよう集中。水しぶきの隙間からアユが勢いよく躍り出てくると、両手でしっかりとつかみ、用意されたバケツの中へ放り入れていった。
手際よく次々とアユをつかむ一方、跳ね回るアユをなかなか捕らえられず苦戦する姿も。水しぶきで服が濡れるのも気にせず奮闘し、やっとの思いでアユを捕まえると、「とれた」と周囲に掲げて見せながら喜んだ。
問い合わせは、男川やな(82―2089)へ。