東海愛知新聞バックナンバー

 4月28日【木】

あす熊本・宇土市へ

岡崎 保健師ら2人が被災地支援

岡崎市保健所の保健師ら2人があす29日、熊本地震で市役所庁舎が半壊し、公的避難所で市民1400人が避難生活を送る熊本県宇土市の被災支援に向かう。

2人は健康増進課副主幹の保健師青山政美さんと保健総務課の正診療放射線技師坂井公さん。青山さんは被災者の食中毒・エコノミークラス症候群の予防啓発などに当たる。坂井さんは移動を担当し、宇土市職員の事務をサポートする。

2人は27日、内田康宏岡崎市長に出発を報告。青山さんは「微力ながら現地の保健師の手が回らない部分を支援し、刻一刻と変わる状況に対処したい」、坂井さんは「疲弊している宇土市職員を支えながら、柔軟に対応したい」と話した。

内田市長は「エコノミークラス症候群が被災者の2次被害として発生し、未だ余震が続く状況。被災者のために力を発揮して、職務を全うしてほしい」と託した。

愛知県と県内の中核3市による第3次派遣となり、岡崎市の派遣期間は5月5日まで。管理栄養士の派遣も要請があり、県と3市が調整を進めている。