岡崎市の市制施行100周年記念企画展「仮面ライダーアート展」が23日、おかざき世界子ども美術博物館で始まった。大人から子どもまで、幅広い世代から愛される特撮ヒーロー「仮面ライダー」の45年の歴史が詰まった展示となっており、世代を超えて支持されるヒーローの魅力を体感できる。6月19日まで。(大山智也)
仮面ライダーは、昭和46(1971)年に当時の『週刊ぼくらマガジン』で連載が始まった故・石ノ森章太郎さんの同名漫画が原点。その後、東映制作による特撮テレビドラマとして広く知られるようになり、その等身大の魅力あふれる新しいヒーロー像が人気を集め、現在放映中の「仮面ライダーゴースト」まで今なお続く長寿シリーズとなった。
同展では、シリーズの原点に当たる漫画版仮面ライダーの生原稿をはじめ、パネルや等身大の立像など400点以上を展示。初代仮面ライダーから「仮面ライダーJ」までを“昭和ライダー”、「仮面ライダークウガ」から仮面ライダーゴーストまでを“平成ライダー”とし、劇中の1場面を切り取ったパネルで年代順に全ての作品が紹介されている。
「MY仮面ライダー」コーナーでは、仮面ライダーを愛し、石ノ森作品の影響を受けたという漫画家など著名なクリエーターから寄せられた仮面ライダーのイラストをそろえた。このほか、シリーズ全作品のオープニング映像を主題歌とともに楽しめる「主題歌シアター」、会場限定品を販売するグッズコーナーなどもある。
観覧料は大人500円、小中学生100円。市内の小中学生、障害者手帳所持者などは無料。開館は午前9時〜午後5時。月曜休館(祝日は除く)。
期間中のイベントとして、自分だけのオリジナルキャラクターを作って四コマ漫画を描く「四コマ漫画を描いてみよう!」が、5月8日と6月5日に開かれる。
いずれも午前10時30分〜正午、午後1時30分〜3時の2回。講師は、日本漫画家協会員で四コマ漫画「てんかくん」を本紙で連載している漫画家のいしはらいずみさん。
対象は小学1年生〜中学3年生。定員は各回10人。申し込みは、27日午前10時から同館(53―3511)へ。