熊本地震の被災地支援のため、西尾、高浜両市を除く西三河地方の7市1町の物資を積んだ岡崎市陸運協会の10トントラック1台が22日、物資を集積した岡崎市消防本部を出発し、熊本県宇土市に向かった。トラックは豊田市の公用車に先導されて、きょう23日午前10時に輸送先の宇土市体育館に到着する見込み。(今井亮)
トラックに積まれたのは、ブルーシート1520枚、トイレットペーパー6200個、非常食のアルファ米5000食。愛知県と県内の中核3市が宇土市に派遣している保健師に要望があった物資を用意した。
岡崎市の消防職員らが、21、22日の2日間に各自治体が持ち寄った物資を、バケツリレーの要領で荷台に積み込んだ。
出発を前に、先導する豊田市防災対策課の濱田孝光副課長は「安全を心掛け、西三河各市町の物資を届けます」とあいさつ。内田康宏岡崎市長は「西三河地方を代表して物資を届けてもらう大役をお願いします。余震が続く被災地への道中は安全に十分留意し、無事に帰還してください」と、運転手・随行者の4人を激励した。
豊田市社会福祉協議会は、福岡市を通じて熊本県から要望のあった物資を、きょう23日午後5時まで募集している。物資は豊田青年会議所の輸送で福岡市の旧大名小学校に運搬された後、熊本市に送られる。
募集する物資はウェットティッシュ、トイレットペーパー、おむつ、生理用品の4品目。いずれも未使用・未開封に限り、豊田市消防本部の屋内訓練場で持ち込みを受け付ける。