東海愛知新聞バックナンバー

 4月12日【火】

総大将 里見さんに声援

家康行列 市制100周年飾る時代絵巻

春を彩る岡崎の桜まつりのメーン行事「家康行列」が10日、岡崎市の中心市街地で繰り広げられた。市制施行100周年を記念して、威風堂々とした総大将・徳川家康役を務めた俳優・里見浩太朗さんと、岡崎署の「1日警察署長」に委嘱された女優・菊川怜さんら総勢800人による勇壮な時代絵巻が、3.5キロの沿道に集まった観衆46万人(主催者発表)を魅了した。(今井亮、大山智也)

家康が戦勝祈願したと伝わる伊賀八幡宮で午後1時から出陣式が行われ、内田康宏市長は「里見さんに出演いただき、格調高い家康行列にできたことに感謝したい。独自の歴史・文化資産と自然景観を生かした観光産業都市の実現を進めたい」とあいさつ。里見さんは「市制施行100周年を迎えた岡崎で家康公役を仰せつかり、家康行列が立派に終わるように一生懸命務めたい」と意気込みを語った。

行列は菊川さんを乗せた交通安全パレードのオープンカーを先頭に同八幡宮を出発。沿道の観衆からは里見さんや菊川さんに対する声援が飛んだ。

菊川怜さんが1日警察署長

家康行列に先立ち、岡崎市戸崎町のイオンモール岡崎で岡崎署による菊川怜さんの1日警察署長委嘱式が行われた。

会場のセントラルコートには、菊川さんを一目見ようと多くの買い物客が詰め掛けた。式では、山内和久署長から菊川さんに委嘱状が手渡され、続けて「1日警察署長」と書かれたたすきも贈られた。

菊川さんは「精いっぱい交通安全活動に関われるよう、きょう1日頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」とあいさつ。公開インタビューの中で交通安全に対する思いを語るなどして、集まった買い物客に安全徹底を促した。

菊川さんは家康行列では1日警察署長として交通安全パレードに出演したり、乙川河川敷で行われた啓発キャンペーンに参加したりして、市民らに交通安全を呼び掛けた。